熱中症
2022/04/27
こんにちは☀️
わんちゃんの熱中症について
お話していきます🐶
犬は身体のごく一部でしか汗をかけないので、人のように汗をかいて体温調整を
することができません。人のように全身に汗をかくことができません 。パンティング(ハッハッと激しく口で呼吸をすること)によって水分を蒸散させて体温を下げようとしますが、気温や湿度が高かったり、気道に問題があったりする場合、うまく蒸散できず、体温が下がりません。体温が高い状態が続くと体を作っている蛋白質が変性し、様々な臓器の機能に障害が出ます。また脱水することによって水分や塩分が体の必要なところに届かなくなると、障害がさらに進み、
多臓器不全に陥ります。
急に日中の気温が上がり始めるにも
関わらず、まだ暑さや湿気に体が
まだ慣れていないゴールデンウィーの頃から、発症するケースが増え始めます。
原因は?
①高温多湿環境に放置してしまうこと
熱中症は屋外の病気と思われがちですが、室内でも発症します。暑い時期にエアコンのついていない室内に置いて出かけたことで発症したケースなどもあります。
その他には、自動車内で発症することもあります。暑い時期は車内の温度が非常に高くなり、窓を開けるなどの対策をしてもさほど下がりません。車に残すのは短い時間であってもとても危険です。
②過度な運動
運動をすることで体温が上がります。その際、人は汗をかくことで体温調節ができますが、犬はほとんど汗をかけないので、体温調節がうまくいかず、熱中症を引き起こしやすくなります。また、気温や湿度が高いときにはたとえ短時間でも注意が必要です。
③暑い時間のお散歩
真夏のアスファルトは50~60℃まで熱せられるとも言われています。地面との距離が人より近い犬は、地面からの熱を受けやすいため、暑い時間に散歩にいくことも熱中症の原因の一つになります。
④熱放散能が低下している
前述のように、犬は口から水分を蒸散させて熱を下げます。しかし、犬種の特性や病気、肥満により熱を下げる力が低い場合、熱中症の危険性が高まります。
どんな症状?
暑い時期や激しい運動をした後などに、以下のような症状がある場合、熱中症を疑います。
初期症状
パンティング(ハッハッと激しく口呼吸すること)をしている、心拍数が早い、体を触ると熱い、口の中や舌の色が赤い、よだれが多い、動きたがらないなどの症状が起こります。
なお犬の体温は肛門から測定した直腸温で小型犬では38.6~39.2℃、大型犬では37.5~38.6℃くらい で、40.5℃を超える場合高体温状態と考えられます 。
危険な症状
ぐったりしている、チアノーゼ(口の中や舌の色が青紫色)になる、嘔吐や下痢があるといった症状は危険です。また熱中症の初期段階では体温が高くなりますが、症状が進行して重症になると、ショック状態になり体温が下がってしまうこともあり、注意が必要です。
さらに進行すると、意識消失、発作、口や鼻、肛門からの出血などの症状が認められ、死に至ることもあります。
長くなるので明日のブログで
もし、熱中症になってしまったらの
対象方法と予防対策について
書きたいと思います😉✨
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